2021.4.30お知らせ

ケアビューティストが「介護美容」の事例研究を発表■介護美容研究所ケアビューティーコース2020年4月生修了プレゼン会を実施

弊社が運営します介護美容の専門スクール「介護美容研究所」にて、高齢者に対して安全安心な美容サービスを提供できる人材を育成する「ケアビューティーコース」の修了プレゼン会を、2021年4月17日(土)に実施いたしました。

修了プレゼン会では「ケアビューティーコース」の1年制(ケアビューティーマイスター専攻)を修了した受講生が、現場実習を通して得た介護美容の身体的・精神的な効果などの事例を発表いたしました。

この事例発表はケアビューティーマイスター専攻の集大成となる修了課程にて実施。
「高齢者に対して美容サービスを提供する」だけではなく、サービスを受けるご高齢者の普段の生活や、「高齢になっても・障害を持ってもこうありたい」という思いに対して、「美容サービスを提供することで、どう実現に向けてサポートできるかを提案する」「チームケアの一員として、美容サービス提供の為の観察、計画、実施、振り返りを行う」といった能力を身につけことを目的に、約2か月に渡り高齢者施設と連携しながら情報収集・準備をいたしました。

美容サービスを提供する「ケアビューティスト」が単発の関わりで終わるのではなく、中長期にわたり継続して関わることで、信頼関係を構築し、美容を通じてご高齢者のADL・QOL向上に寄与していくことがこれからの「介護美容」の在り方と考え、本プログラムを実施しています。

4月17日の修了プレゼン会では、全11チーム・33名の受講生が事例を発表。
健常であったときは日常的に化粧や身だしなみに気を付けていたが、認知症や身体的な理由で美容・整容動作が困難になっていた方でも、美容を施すことで自己への関心を持ち、他者からのポジティブなお声がけにより交流が生まれ、美容サービス提供後は不穏行動の減少や身だしなみの改善などが見られる事例が多数発表されました。

「介護美容」は見た目の綺麗さだけでなく、心身ともに健やかに元気を保つ最高のセラピーであり、ご高齢者の生活や行動意欲を引き出す最高のケアです。

介護美容研究所では、ご高齢者に寄り添い、美容を通じてADLQOLを向上し、健康寿命の延伸に寄与できる「ケアビューティスト」を今後も育成してまいります。