2026.4.16お知らせ

【新連載】韓国のシニア美容最前線 ― 大学教授・申氏が紐解く「超高齢社会」の新たな希望と文化

日本発の「介護美容」という文化が、いま国境を越えようとしています。
その第一歩として、韓国の大学教授・申 美花氏を迎え、新連載がスタートします。

申氏の知見を通じて、日本以上のスピードで高齢化が進む韓国の最前線から、シニア美容の可能性を捉え直すこと。
そして、日本の介護美容従事者や施設関係者の皆さまへ、「シニア美容の価値」と「新しい老後の在り方」をお届けします。

今回のきっかけは、韓国の雑誌で申氏が「ミライプロジェクト」の取り組みを高く評価し、紹介してくださったことからでした。

日本で生まれた介護美容を、韓国、アジア、そして世界へ。
本連載は、その第一歩となる“架け橋”としてお届けします。

申 美花氏(シン・ミンファ氏)のプロフィール

신미화 사진 1

・1986年:来日
・慶應義塾大学大学院 商学研究科 博士課程修了
・専門:グローバル企業の経営革新・イノベーション
・大学教授として長年、教育・研究に従事
・韓流ブーム期:韓国語教室の運営/化粧品輸入・販売事業を展開
・現在:日本のシニアビジネス・高齢者の生き方を韓国メディアへ発信
・著書:『脱北者たちー北朝鮮から亡命、ビジネスで大成功、奇跡の物語』ほか

韓流ブームの時代には、美容大国・韓国の知見を活かし、韓国語教室の運営と並行して化粧品ビジネスを展開。

ビジネスとアカデミックの両面から「日韓の架け橋」として活動してきました。
現在は、日本のシニアビジネスや高齢者の生き方に着目し、全国各地で取材を重ねながら、その魅力を韓国へ発信しています。

その原点にあるのは、「定年後をどう生きるか」という問いです。
人生100年時代において、“何もしない老後”ではなく、“自分らしく生きる老後”をどう実現するのか。
この問題意識が、いま申氏が取り組む「シニア」そして「介護美容」というテーマへとつながっています。

なぜ今、「韓国」のシニア美容に注目するのか

韓国は、世界でも類を見ないスピードで超高齢社会へと進んでいます。
2040年には世界一の高齢化率になると予測される一方で、高齢者の貧困や孤独といった課題も深刻化しています。
しかし同時に、韓国には強い美容文化があります。

・80代・90代でも眉タトゥーを楽しむ
・華やかに活躍するシニアモデル
・美容室が交流の場として機能

など、美容は年齢を問わず日常に根付いています。
この環境の中で、美容は外見だけでなく、「生きがい」や「つながり」を生む役割を担い始めています。
つまり美容は、孤独や不安といった課題に対する“新たな選択肢”になり得るのです。

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本連載で届けていく内容

本連載では、「老後=暗い」というイメージを覆す、韓国のシニア文化を紹介していきます。

・姿勢改善や美しさを求めて通うシニアバレエ
・音楽とダンスを通じて人とつながる「コーラテック」文化
・“誰かと話すために行く”美容室という新しい居場所

など、日本にはないエネルギッシュな実例を通して、「老後は楽しめるものへと変えられる」可能性を伝えます。
さらに、日本の介護美容と掛け合わせながら、韓国における新たな文化としての発展も探っていきます。

「年齢を重ねても、人とつながり、自分らしく生きることはできる」
申氏はこう語ります。

連載スケジュール

本連載は、2ヶ月に1回の定期掲載を予定しています。
次回(第2回)からは、韓国のシニア美容の現場にフォーカスし、より具体的な実態や事例をお届けしていきます。
日本と韓国、それぞれの視点が交差することで見えてくる、新しい可能性。
介護美容が“文化”として広がっていく未来を、ぜひ本連載とともにご覧ください。