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沖縄で輝く、宮里はづきさんの看護師×介護美容の働き方

豊田紘史

沖縄で夜勤専従の看護師として働きながら、ケアビューティストとしても活動を広げている宮里はづきさん
2025年3月に介護美容研究所 福岡校を卒業後、僅か数か月で2つの施設と契約し、さらに個人のお客様からの依頼も受けて活動しています。
今回は、そんな宮里さんの学びと実践のストーリーを紹介します。

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看護師×介護美容でWワークの働き方

宮里さんは、週2回の夜勤勤務と、月5〜6の介護美容訪問を両立。
本業と副業のバランスを上手にとりながら、自分らしい働き方を実現しています。

ボランティアから始まったご縁が正式契約に

在学中、実践の場を求めてデイサービスにボランティア訪問をしていた宮里さん。
スクールの卒業が近づいてきたある日、施設の方から継続希望の声をかけられます。

“卒業後も引き続きボランティアで”という話かと思ったんですけど、よくよく聞いてみたら“有償で来てほしい”とのことで…

とてもうれしかったです!

卒業後にいきなり訪問を始めるよりも、「勉強中なので練習させてください!」という立場で入れる在学中のボランティアは、現場に受け入れてもらいやすいと振り返ります。さらに宮里さんの場合は、施設側から継続的な“有償での訪問”を依頼されるという展開に。

前向きに動いていてよかったです!

 Instagram経由で施設から直接オファー

活動の様子を投稿していた宮里さんのInstagramに、ある日、別の施設から「うちにも来てほしい」とDMが届いたそうです。
なんと、SNSを通じて新たな契約が生まれたのです。

その施設の担当者は、「沖縄で介護美容を提供してくれる人を探していた」とのこと。
検索を重ねる中で宮里さんの投稿にたどり着き、丁寧な発信内容や活動への想いに共感して連絡をくれたそうです。

沖縄にも、美容が必要な方は本当にたくさんいると思います!
需要はあるのに、まだ届いていないだけだと思うんです。
SNSなど“伝え方次第”で、もっと多くの人に届くと信じています!

実際の活動とそれを伝える発信、その両方を積み重ねてきた宮里さんだからこそ、広がったご縁。
介護美容の可能性が、SNSの力でさらに広がっていくことを感じさせるエピソードです。

元患者さんからの個人依頼も

かつて病院で関わった患者さんからのご依頼で、個人宅への訪問美容も実現した宮里さん。
これまでのつながりが、介護美容という新しいかたちで再びつながった瞬間でした。

将来的には、施設だけでなく、個人の方にももっと届けていきたいです!

現在は、施設からの依頼が中心ではあるものの、今後は個人のお客様との関わりもさらに広げていきたいとのこと。
SNSやホームページなどを活用して発信を続け、将来的には“個人のお客様メイン”のサービス展開を目指していると語ってくれました。

Wワークで収入面の変化は?

働き方としては充実してそうですけど、看護師だけで働いていた時より、収入は減ってしまったのでは…

コアラ編集長
コアラ編集長

ありがたいことに、病院で看護師としてだけ働いていた頃と収入はあまり変わらず、生活できています!

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介護美容の学びの原点と“苦じゃなかった”通学生活

癒す仕事で、自分の道をつくりたいという想い

父親が経営者だったこともあり、「自分で何かをやりたい」という気持ちが自然と芽生えていた宮里さん。
もともと看護にも興味があったことから、まずは看護学校に進学し、看護師になるための勉強を始めました。

学びを深めるうちに気づいたのは、「自分は“誰かを癒す”ことが好きなんだ」という実感。
やがて、「いつかは“癒しを届ける仕事”で独立したい」という目標が明確になっていきました。

「もっと患者さんと深く関わりたい」——現場で感じたギャップ

看護学校を卒業後、病院での勤務がスタート。
しかし、現場で働く中で強く感じたのは、「もっと患者さんと深く関わりたいのに、ゆっくり向き合う時間がない」というジレンマでした。

そんなときに出会ったのが、介護美容という新しい選択肢
介護美容研究所のSNSや公式HPで目にした、高齢者の笑顔に強く心を動かされ、「これだ!」と直感的に確信したといいます。

「おばあちゃんをキラキラさせたい」
その想いが、私の背中を押してくれました。

さらに、職場の師長からも「やってみたら?」と声をかけてもらい、夜勤専従に切り替えて通学を決意
本格的に、介護美容への道を歩み始めました。

那覇〜福岡を毎月往復。「やりたいことだから、まったく苦じゃなかった」

通学は簡単なものではありませんでした。
日曜の夜勤明けに那覇空港から福岡へ飛び、火曜の授業を受けるためにカプセルホテルに宿泊。
授業を終えた日はまたカプセルホテルに宿泊。水曜日には沖縄へ戻り、木曜の夜からは再び夜勤というスケジュール。

体力的にも時間的にも大変なスケジュールですね…

コアラ編集長
コアラ編集長

本当にやりたかったことなので、まったく苦じゃなかったんです!

その言葉には、自分の意志で選び取った学びへの誇りと、介護美容への真っすぐな想いが込められていました。

介護美容研究所での刺激的な仲間と、本物の学び

介護・美容・福祉という異なる分野が融合する“介護美容”を本格的に学ぶ場所として、介護美容研究所には全国から熱意ある仲間が集まります。
宮里さんも、そんな刺激的なクラスメイトたちと出会い、互いに切磋琢磨しながら成長していった一人です。

現場経験が豊富な講師陣から学べる授業は、机上の知識にとどまらず“現場にすぐ活かせる実践的な内容”ばかり。
特に印象的だったのが、アセスメントプロジェクトだったそうです。

ここまで詳しく、現場で役立つ形で介護美容を学べる場所は他にないと思います!

なんだか、ヤラセと思われそうなくらい良い事言ってくださいますね(笑)

コアラ編集長
コアラ編集長

本当の事ですよ(笑)

アセスメントプロジェクトとは、対象となる高齢者の方に複数回継続して施術を行い、その変化を丁寧に観察・記録していくという実習です。

一回だけの関わりでは見えない、“継続による変化”と“心の変化”
アセスメントプロジェクトを通して、介護美容が単なる美容ケアではなく、その人の人生そのものに寄り添うケアであることを、深く理解し“自分でもやっていける”という確かな手応えが育っていきました。それは卒業後、個人で活動を始めるうえでの何よりの自信につながっていったそうです。

合わせて読みたい
デビュー後に差がつく特別実習―介護美容研究所のアセスメントプロジェクトとは?
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プレイヤーから組織づくりへ

沖縄のおじい・おばあに、もっと介護美容を届けたい

今は看護師とケアビューティストの“二刀流”として多忙な日々を送る宮里さん。
しかしその目線の先には、「自分だけではなく、チームで届ける未来」が広がっています。

将来的には現場プレイヤーを卒業して、経営側として組織づくりに携わりたい!

その背景には、一人で届けられる人数には限界があるという気づきがあります。

もっと多くの高齢者に介護美容を届けたい。沖縄のおじい・おばあにも、もっと笑顔を増やしたいです。

そんな想いから、将来的にはチームで活動し、地域に根ざしたサービスを目指しています

編集後記:信じる人が、新しい道を拓く

「自分の住む地域では需要が無い」——そんな声を聞く事があります。

宮里さんは、自分の想いに正直に、前向きに動いたからこそ、今のチャンスをつかみました。

介護美容の力を信じて動いた人が、新しいキャリアの可能性を手に入れられる。
そんな希望を与えてくれる、沖縄のケアビューティストの物語でした。

介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。

現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに2,400名以上のケアビューティストを輩出しています(2025年4月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。

介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内

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