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介護美容

変わることを恐れずに―母娘で歩む介護美容という新境地

中世古祐里

現代の日本が抱える高齢化社会という問題の中で、”介護美容”という分野が、注目を集めはじめています。”美しさ”は若い人だけのものではなくなりつつあるのです。
今回は、介護美容研究所 福岡校に通う今井さんにお話を伺いました。

1時間以上かけて熊本から毎週通いながら学び、子育てや仕事と両立させている今井さん。実はお母様と一緒に介護美容を学んでいるというエピソードからも、世代を超えて広がる介護美容の可能性が垣間見えます。未経験からの挑戦、そして今井さんが目指す未来をご紹介します。

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美容と介護がつながる場所へ

今井さんは、熊本在住の30代。現在2歳のお子さんを育てながら、フリーの番組リポーターやイベントMCとしても活動しています。大学卒業後は会社員としても働いた経験がありますが、介護や美容の分野はまったくの未経験。そんな今井さんが介護美容研究所 福岡校に通うことになったきっかけは、なんと今井さんのお母様でした。

母が最初に介護美容というのを見つけてきたんです。

今井さんのお母様は自身の両親を自宅で看取った経験から、『その時に介護美容があったらよかったのに』と感じ、介護美容に興味をもったのがはじまりでした。

話を聞いていくうちに、すごく興味が沸いてきて。話を聞いた1~2か月後にはもう入学してました!(笑)

現在、今井さんとお母様は同時期に介護美容研究所に入学し、共に切磋琢磨しながら介護美容を学んでいるといいます。

今を逃したら、もう次はない。

子育て中の身でありながら、新たな挑戦に飛び込むことに迷いはなかったのでしょうか?

大変だとは思ったんですけど、今を逃したら、”もう次はないかもしれない”って思って。

何より“ピンときた”感覚を信じたと、今井さんは振り返ります。

熊本から福岡までは、決して近い距離ではありません。距離の問題に加えて、子育てならではの不安もあったといいます。

『子供が体調を崩したら授業を休まなきゃいけないかも』とか、そういう心配もあったんですけど。振替制度とかサポートも整っていて、詳しく説明もしていただいたので、不安も解消されていきましたね。

まずは、やってみないと何もはじまらないかっていう気持ちもあって。

「美」の価値観が変わった瞬間

実は今井さんは、子供の頃からモデル事務所に所属し、現在は表舞台だけではなく、指導者としても活躍しています。過去には、ミス・ユニバースなどの大会へ出場経験もあり、長い間「美」と関わってきました。

今までいた世界の美は、“変わらないこと”に重きをおいていて。

育児をしたり、自分の年齢が30代になってからは、”変化していく上で輝いたり楽しんでいく”っていうのも大切だなと思うようになっていったんです。

今井さんは、人生100年時代を見据えたときに、「変化しても輝ける」「年齢を重ねても楽しめる」そんな“美”のあり方に価値を見出すようになりました。介護美容という分野は、まさにその価値観とぴったり重なりました。

想像と違った学びの場:通学後のリアルな感想

入学前は、美容専門学校のような“若者ばかり”のイメージを持っていたという今井さん。しかし実際に通ってみると、想像とは大きく違っていたそうです。

自分より年上の方が多くてびっくりしました。しかも自分のクラスは介護や看護の業界出身の方が多くて、すごく刺激を受けています。

職種も年齢もさまざまな人たちと交流できるのが、介護美容研究所の大きな魅力のひとつ。アットホームな雰囲気の中で、スタッフとも距離が近く、気軽に相談できる環境が整っていて心強いといいます。

毎週すごい楽しみで。たまに学校がない週があるとちょっと寂しいくらい(笑)

経験を活かし、伝えていく存在に。

ある日、今井さんはお母様と一緒に、熊本県で開催された介護美容に関する講演会に登壇されたそうです。

今までの経験を活かして発信できる機会をどんどん増やしていきたいです。

まだあまり知られていない業界だと思うので、介護美容を広めていける立場になれたらと思っています。

そのためにも、今井さんは“まずは実績を積むこと”を目標に掲げています。施設や個人への施術を通して、介護美容の力を多くの人に実感してもらいながら、自分自身の活動の幅も広げていきたいと教えてくれました。

最後に:これから入学される方へ

知らないこと、わからないことは多いと思うんです。不安なく入学する人ってほぼいないんじゃないかと。

ただ、大人になって自分で学びにいくことの楽しさをすごく感じています。『あぁ、これが見たくて(介護美容を)やっているんだな』って。


実習先での利用者さんの笑顔に触れると、改めて感じるのだと今井さんは語ります。

『楽しいですよ!』って伝えたいです。すごくシンプルですけど(笑)

まとめ

今井さんのインタビューからは、「挑戦する勇気」「自分の直感を信じること」の大切さが伝わってきました。
母と娘、世代を超えて共に学ぶ姿勢は、年齢にとらわれず、誰もが一歩を踏み出せることを教えてくれます。「やってみたい」という気持ちを胸に、自分の直感を信じて動き出す。その小さな勇気が、未来への大きな変化に繋がっているのかもしれません。
新しく何かを始めたいと思っているとき、今井さんの姿に、その一歩を踏み出すヒントがきっと見つかるはずです。

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介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。

現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに3,000名以上のケアビューティストを輩出しています(2024年10月2025年4月現在)。
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