介護美容研究所は怪しい?評判・実態を徹底解説!

近年、介護と美容を掛け合わせた新しい分野「介護美容」が注目を集めています。その中でも、専門的な人材育成を行う「介護美容研究所」は、多くの関心を集めている一方で、「怪しいのでは?」「本当に役立つの?」という声も耳にします。
高いお金を払い大切な時間を使って学ぶ以上、「本当にそこまでする価値があるのだろうか?」と不安になるのは当然のことです。
特に、すでに介護現場で働いている方の中には、現場の記事しい現実を知っているからこそ、「理想と現実の間にギャップがあるのでは」と感じる方も多いかもしれません。
そこで今回は、介護美容研究所の実態について、受講生の声や活動内容をもとに徹底解説します。これから介護美容の分野にチャレンジしようと考えてる方々にとって、安心して検討できる材料をお届けします!

そもそも介護美容研究所とは?

介護美容という新しい分野の必要性
日本は急速な高齢化が進行しており、2030年には国民の約3人に1人が65歳以上になると予測されています。このような社会背景の中で、介護の現場では身体的なケアだけでなく、心のケアや生活の質(QOL)向上が求められるようになっています。そこで注目されているのが「介護美容」です。
運営会社やカリキュラムの概要紹介
「介護美容研究所」は2018年に東京・原宿で開校した、日本初の「介護×美容」専門のプロフェッショナルスクールです。現在では、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡に校舎を展開し、年間の受講者数は1000人を超えるまでに成長しています。
カリキュラムは、介護や美容の未経験者でも安心して学べるよう設計されており、以下のようなコースが用意されています。
- ビューティーケアワーカー専攻(3ヵ月)
基礎技術を習得するコース。 - ケアビューティスト専攻(6ヵ月)
ビューティーケアワーカー専攻で学ぶ内容に加えて、メイク・エステティック・ネイルのいずれかの専門技術を学ぶコース - ケアビューティースペシャリスト専攻(8ヵ月)
より高度な介護美容の知識や技術をみにつけたスペシャリストを目指すコース - ケアビューティーマイスター専攻(1年)
より高度な技術と知識を習得し、介護美容のプロフェッショナルを目指すコース
これらのコースでは、実際の介護施設での実習や、現場で活躍するプロの講師による指導が行われ、実践的なスキルを身につけることができます。付け焼刃では無く、ここまでしっかり学べるからこそ、介護美容のプロとして活躍する事が可能になります。
「介護美容研究所って大丈夫?」と不安に思う理由

介護美容研究所について調べる中で、「本当に必要とされているの?」「就職先はあるの?」と不安や疑問を抱く方も少なくありません。こうした声が生まれる背景には、いくつかの理由があります。
新しい分野であるがゆえの戸惑い
介護美容という分野自体が、まだ世間では新しい領域です。美容を介護に取り入れるという発想はこれまで一般的ではなかったため、「本当にニーズがあるのか?」「実際役立つのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実際には現在、美容を使った取り組みを行っている介護施設はまだまだごく一部ではあります。しかし、訪問美容(カット、パーマ、カラーなど)が少し前までは珍しい存在だったように、介護美容の需要も確実に広がりつつあります。数年後には、介護現場で美容ケアを取り入れることが「あたりまえ」になっている、そんな未来が見え始めています。
一部ネット上の断片的な情報

SNSや口コミサイトでは、断片的な情報や個人の体験談が拡散されることもあります。その中で、しばしばみかけるのが「介護美容の資格を取っても就職できないのでは?」という不安の声です。
たしかに、現時点では介護美容のみを専門職として正社員採用している企業はまだ多くありません。ケアビューティストの多くは、個人事業主やフリーランスとして活動スタイルが中心です。そのため、「介護美容の資格を活かしてすぐに正社員になりたい」と考える方にとっては、創造していた働き方とギャップを感じることもあるでしょう。
「介護」と「美容」という異なる分野への違和感
「介護」と「美容」という一見異なる分野の組み合わせに違和感を持たれる方も少なくありません。従来、介護は「生活の維持」を目的とするもの。美容は「見た目の美しさ」を追及するものと、別々に捉えられてきたためです。
しかし近年では、介護士や看護師、理学療法士などの医療・福祉職に美容技術をプラスした
「ビューティーケアワーカー」という新しい役割が注目されています。
美容を通じて自己肯定感を高め、利用者のQOL(生活の質)を向上させる取り組みは、今後ますます重要性を増していくでしょう。
さらに、介護美容のプロを育成する「介護美容研究所」では、
受講生たちの活躍を支援するための就職サポート窓口「B&Cキャリアパーク」を設けています。
このように、介護と美容を組み合わせた新しい職域は着実に広がりを見せており、
単なる流行や一時的なブームではないことがわかります。
B&Cキャリアパークとは

株式会社ミライプロジェクトが運営する人材紹介サービスです。
介護美容研究所の受講生や卒業生を、介護美容を導入したい介護施設へ紹介し、介護現場の人材不足の解消や、保険外サービス導入の支援に取り組んでいます。
実際の卒業生の声
介護美容研究所の実態を知るには、実際に通った方々の声を聞くのが一番です。こちらでは、卒業生のインタビューや口コミを紹介します。
東京校:髙根澤さん

介護現場で働く中で、一人ひとりの利用者に寄り添う時間をとることができていないと感じていた髙根澤さん。そんな中、美容を通じて利用者と向き合う時間を持ちたいという想いから、介護美容研究所へ入学。同じ志を持つ仲間と共に学ぶ日々は、介護美容の知識や技術の習得だけでなく、心の支えにもなったそうです。
大阪校:soranoさん

はじめは介護美容研究所に入学することを家族に反対されてしまったsoranoさんでしたが、次第に家族の理解を得られ応援してもらえるように。始発のバスで遠方から通学をし、翌日は仕事というハードスケジュールをこなしていったsoranoさんは、睡眠不足が続く中でも、どうしてもやりたいことだから頑張ってこれたと、当時を振り返ります。
東京校:小森史子さん

〈受講生紹介〉大好きな高齢者の方々に笑顔と生きがいをお届けしたい
亡くなった祖母のエンゼルメイクを施すことができた経験は、小森さんにとっても忘れられない出来事になったそうです。安らかに眠る顔を家族や周囲の人々にも見せることもでき、「最後におばあちゃん孝行ができたのでは」と、自分の学びが家族へ還元できたことに喜びを感じています。
介護現場での活躍事例
介護美容研究所の卒業生たちは、全国各地の介護施設や在宅ケアの現場で活躍しています。単なる美容サービスにとどまらず、高齢者の心身の健康や、生活の質(QOL)の向上に寄与し、介護現場に新たな風を吹き込んでいます。
大阪校:安里さん

訪問看護師として働く安里さん。意欲の低下が見られる利用者に対し、ネイルを施すことで笑顔を引き出すことができ、介入拒否がなくなったといいます。美容を通じて、利用者の心に寄り添うケアを目指して安里さんは日々活動しています。
名古屋校:ありこさん

訪問看護の仕事と並行して、介護美容の活動を行うありこさん。地域の介護予防事業のイベントや、認知症カフェでアクティブシニア向けのイベントなどを開催。また、施設で寝たきりの方へのケアを行い、整容を通して自立を促すきっかけ作りにも取り組んでいます。
大阪校:まっきーさん

理学療法士として働きながらケアビューティストとしても活躍するまっきーさんは、利用者からの人気も高く、1日中ネイルを施している日もあるそうです。美容や楽しい会話を通して、多くの利用者に笑顔を届けるため奮闘中です。
介護美容研究所を検討する方へのアドバイス
介護美容研究所への入学を検討している方々に向けて、以下にポイントをまとめたので参考にしてみてください。
こんな人に向いている!

- 美容の仕事に興味がある方
美容に関心があり、人を美しくすることに喜びを感じる方は、介護美容の分野でその想いを仕事へと活かすことができます。介護美容研究所では様々な美容の技術を学ぶことができ、介護現場で実践に役立てることができます。 - 高齢者と関わりたい方
高齢者とのコミュニケーションを大切にし、支援したいと考えている方にとって介護美容は最適な分野です。現場実習を通して、高齢者特有のケアの知識やコミュニケーションスキルを得ることができます。 - 人の役に経ちたい方
誰かのために自分のスキルを活かしたいと考えている方にとって、介護美容は魅力のある仕事です。外見を美しくするだけでなく、利用者の自己肯定感を高めることも期待できるので、仕事を通してやりがいを感じられるでしょう - 新しい分野に挑戦したい方
介護美容という新しい分野で、自分の可能性を広げたいと考えている方にとって、最適な学びの場となるでしょう。介護と美容の両分野における知識と技術を実践的に学ぶことができ、卒業後はケアビューティストとしてプロの一歩を踏み出すことができます。
入学検討時にチェックすべきポイント!

- 学べる内容が自分のイメージと合っているか
介護美容研究所では、介護と美容の両分野における専門知識と技術を実践的に学べるカリキュラムが提供されています。ケアビューティストとして必要なスキルを学ぶことができます。自分の目指す方向性と一致しているかを確認するためにも、カリキュラムの詳細を事前に確認してみるのも良いでしょう。 - 卒業後の進路を具体的にイメージできるか
卒業後の活動イメージを明確に描くことは、学びのモチベーションを維持する上でも重要になります。介護美容研究所を卒業後は、フリーランスとして活動する、サロンを開業する、副業でケアビューティストとして働くなど、さまざまな道があります。また、介護美容研究所では、卒業生だけが登録できる施設紹介サービス「care sweet」で仕事をすることも可能です。
自分がどのような働き方をしたいのかを考え、卒業生の事例を参考にすることで、卒業後の進路を具体的にイメージすることができます。 - 通学して学ぶことが可能か
授業は選択するコースによって、受講期間が3ヵ月~1年と設定されており通学が必須となります。そのため、スクールへの通学が可能な距離か、また生活スタイルに合っているかを検討することが重要です。
特に、仕事や家庭との両立を考えている方は、通学スケジュールが自身の生活に無理なく組み込めるかを確認しましょう。 - 学費や時間の投資が可能か
学費や学ぶための時間を確保できるかどうか、自分の生活状況と照らし合わせて考えることが重要です。まずは卒業後の収入やキャリアアップの可能性を踏まえた上で、投資に見合ったリターンが期待できるかどうかを一度検討してみましょう。
まとめ
介護美容研究所は、介護と美容を融合させた新しい分野で活躍するプロフェッショナルを育成するスクールです。卒業生たちは、介護美容を通して介護施設や在宅ケアの現場に新たな価値をもたらし、多くの人々に喜びを提供しています。
介護美容に興味がある方はぜひ一度、介護美容研究所のホームページや卒業生の声を参考に、将来について考えてみてはいかがでしょうか。新しい一歩を踏み出すことで、自分自身の可能性を広げることができるかもしれません。
介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。
現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに3,000名以上のケアビューティストを輩出しています(2024年10月2025年4月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。
介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内容や講座料金などの詳細を記載したパンフレットを無料でお送りしています。
興味のある方は、まずは無料で資料をご請求ください。
