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リハビリ美容で人生を支える!:理学療法士から新たな分野で挑戦する引土さん

中世古祐里

今回は介護美容の世界で活躍する引土さんへ、これまでの経験や介護美容への想いを伺いました。理学療法士としての経験を生かしながら、独自の考えとスタイルで新しい道を切り開き、介護美容を多くの人の人に広めようと挑戦する姿をご紹介します。

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理学療法士から介護美容の道へ

引土さんは、元々理学療法士として20年近く働いていました。当時、リハビリに訪れる患者に目やにがついたままだったり、口の中に食べかすが残っているという状態が気になっていたそうです。
そして、そこには葛藤や違和感も生まれていったといいます。

こういうのをケアさせてもらうと怒られちゃうんですよ。『それリハビリの仕事じゃないから』って。

すごく嫌やったし、いつかこういうのをケアすることが当たり前にしたいなって20年くらい前からずっと思ってて。

ある日、介護美容研究所を見つけた引土さんは、強い思いを胸にすぎに学ぶことを決めたといいます。

自分の強みを武器に:介護美容と理学療法の融合

現在は在宅の個人様に”介護美容”、”リハビリ美容”という形や、施設様とご契約させていただいていて、フットケア中心に施術しています。

在学中は訪問リハビリという仕事をしていた引戸さんですが、2023年の10月に退職。
介護美容と理学療法を掛け合わせリハビリ美容という新しいかたちを生み出し、引土さんならではの経験を生かしながら活動の場を広げています。

全部できる事も自分の武器になるけど「得意なことを深めよう」ってやり方を私は選んだんです。

理学療法の知識を生かしてボディケアやフットケアを更に学び自分の強みにすることで、今のスタイルが確立したといいます。

介護美容を広めるために工夫したこと

介護美容ってすごく良い言葉で好きなんですけど。介護美容と聞くと、『私まだ介護ちゃうし…』みたいになっちゃう方がすごくもったいなくて。

実際には、介護を必要とする人だけでなく、その手前のフレイルの状態の方や、家族をケアする人(ケアラー)にとってもアプローチできる美容ですが、”介護”という言葉が壁になってしまうことがあるのだとか。
介護美容の本質は、介護が必要な人に限定せず、すべての人の生活の質を向上させることだと引土さんは考えます。 だからこそ、言葉の壁を取り払い、より多くの人に届けたいという気持ちを大切に活動を続けます。

”リハビリ美容”って言ったり、リハビリやってない方には”ケア美容”って言うだけでも受け止めてもらいやすくなるって感じてるんです。

やる内容は介護美容なんですけど、私は”リハビリ美容”って言ったことで、妊婦さんの方とか、サッカーやってて巻き爪になっちゃった息子さんまで、すごく幅広い世代の方に対してアプローチさせてもらえてます。

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通学時を振り返って思う事と、今後の夢。

卒業生の情報って少なくて(通学当時)、何したらいいんだろうっていう状態もあったから、どうビジネスに組み立てようかってイメージがつきにくいところはあったんですよね。

カリキュラムが充実してるから日々大変だし、なかなか追いかけるのが難しかったなっていう感じで、大変な1年だったなって思うんですけど、卒業してから大事なところ全部教えてくれてたんだなっていうのを凄く感じてます。

在学当時は卒業後の不安や悩みも多かったようですが、卒業してから振り返ってみると、大切なことがすべて詰まっていたことに気づいたといいます。

卒業後、様々な活動や試行錯誤を経て”独立”という自分自身にあった働き方を見つけた引土さんは、現在個人での活動の傍ら、母校である介護美容研究所 大阪校の講師としても活躍しています。

そんな引土さんの次なる目標はサロンを持つこと。

お家じゃなくてサロンだからこそ癒せる時間っていうのもありますし、介護美容っていろんな世代の方にアプローチできる物だからこそ、いろんなカタチでこれからもっとどんどん増えていくんじゃないかなって思ってます。

高齢者だけでなく幅広い世代に介護美容を含めた美容ケアが広まる可能性を信じています

これから介護美容を学ぶ方へのメッセージ

最後に引土さんに、介護美容を学びたいと思っている方にメッセージをいただきました。

皆さんちゃんと情報収集もしっかりされてて、すごく活動的にされてる方とか在校時からお仕事(介護美容の)をされてる方とかも多いから、すごい尊敬してます。

もちろんすぐ頑張れるのが良いけど、頑張りつつ無理しないっていう事も大事にしてほしいなって思いますね。

介護美容研究所で学ぶ受講生は、仕事や家庭と両立しながら通う人が多数です。
今後更に需要の増えていくであろう介護美容。今すぐ結果が出なくても焦らず自分のペースで続けることが重要だといいます。

絶対に将来的にいくつになっても、どんな障がいがあっても年齢とか国籍も問わずに美容を諦めなくてもいい時代って絶対来るし、その時代を作りたいって思ってるからこそ介護美容研究所を卒業しても、どんな方でも諦めてほしくない。ちょっとだけでも何でもいいから、関わり続けるっていうことは続けて欲しいなと思います。

まとめ

今回のインタビューを通して、”介護美容”という言葉の枠を越えて、年齢や性別に関わらず、すべての人に届けたいという引土さんの強い想いを感じます。

介護美容という分野が更に浸透し、より多くの人々の人生を豊かにしてくれることを楽しみにしています!

介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。
現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに2,000名以上のケアビューティストを輩出しています(2024年10月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。

介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内容や講座料金などの詳細を記載したパンフレットを無料でお送りしています。
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こんにちは!私たちは「介護美容を広め隊」です! 介護現場での「美容」の力は、見た目を整えるだけではなく、その人の心や自尊心にも大きな影響を与えます。介護美容マガジンでは、介護美容の素晴らしさや可能性をもっと多くの人に知ってもらうべく、介護美容にまつわる情報や日々の気づきを発信しています。 私たちは介護美容を実際に取り入れている現場やスクールをサポートする側でもあり、業界のリアルな声や体験談をお届けできることが強みです。 とはいえ、堅苦しい話ばかりではなく、私たちが感じた「美容で高齢者を元気にする喜び」を感じられるような楽しい記事も書いています。読者の皆さんも、私たちと一緒に介護美容の未来を考えてみませんか? 【介護美容を広め隊一同】
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