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ボランティアからプロへ!:ますみさんの「旦那様の介護」から見つけた新たな道

中世古祐里

介護美容を通して、高齢者や介護が必要な方に向けてケアを提供し、心身の健康を支える新しい職種といわれている「ケアビューティスト」。
今回は、介護美容研究所を卒業し、現在ケアビューティストとして活躍しているますみさんにお話を伺いました。旦那様の介護をきっかけに介護美容に出会い、学び、多くの気づきがあったといいます。

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介護美容研究所への入学のきっかけ

ますみさんが介護美容研究所に入学したきっかけは、旦那様の介護でした。

夫が脳出血で倒れちゃって。もう7年ぐらい介護をしているんです。でも、介護の仕事をしたことは無くて、『何かできないかな』みたいなのがあって。

ある日、旦那様が通うデイサービスに見学に行ったときのこと。
入浴後に少し待機をしていた利用者を見て思ったことがあったといいます。

『化粧水くらい塗ってあげたいな…』みたいなのが頭にあって。

そのときはそれで終わったものの、数年後に介護美容研究所の存在を知ったますみさんは、まさに自分がやりたかったことは介護美容だということに気づき、入学を決意します。

在学中のボランティア活動が未来の仕事へ繋がる経験

卒業後にちゃんと仕事にできるのかが、一番不安でした。

ますみさんは学費を払って学ぶ 以上、ただの習い事にはしたくないという強い気持ちを持っていたとのこと。
そのため、在学中から積極的に行動に移したそうです。

ますみさんは、まず技術を磨くために在学中からボランティア活動を始めることを決めます。
ですが、世の中はコロナ禍中。家の近くのデイサービスを回っても、なかなか活動までたどり着くことができず難しい状態だったと言います。

その時期はまだコロナで”部外者お断り”みたいなのが多かったです。

そこで、ますみさんは高齢者が多い地域を調べ、自宅から一番近い区役所に相談。ボランティア先のデイサービスを紹介してもらい、念願のボランティア活動を開始します。

卒業する3月までの活動だと伝えていたんですけど、『お金を払うから今後も来てほしい』と言ってくださったんです。

これまでの地道な活動と、ボランティア活動中に築いた信頼関係により、卒業後の仕事に繋がる大きな一歩となりました。

旦那様の介護と両立するライフスタイル

現在は週に2〜3回の施設や個人宅への訪問を行い、自分のペースで活動するますみさん。

毎日フルタイムはきついなっていうところがあったので、今はちょうどいい感じです。

訪問の時間は午後が多く、午前中は家事や昼食等を済ませてから仕事に行くというスタイル。旦那様の介護と両立しながら、自分に合った働き方を実現しています。

介護美容研究所で得た学び

美容と介護の仕事の経験のないますみさんにとって、介護美容研究所での学びは大きなものに。卒業間近に行われるチームで取り組むアセスメントプロジェクトでの実習は、特に印象深かったと振り返るますみさん。

3人チームだったんですけど、私以外の2人は看護師さんだったのですごく勉強になりましたね。

具体的にどうこうって言われると、答えられないんですけど(笑)。

様々なバックグラウンドを持つ受講生と共に学ぶ環境により、授業内容や講師からのアドバイスだけでなく、他の受講生からも多くの学びを得られたことも大きかったといいます。

今後のチャレンジ:「爪のケア」に着目

卒業後、いつものように訪問先の施設でネイルやメイクを行っていたある日、施設の職員から”足の爪”の相談を受け、そこから転機が訪れます。

『(ご利用者様の)この爪、うちの看護師さんが切れないのよね』って。

それは肥厚爪と呼ばれる厚みのある変形してしまった爪。肥厚が進行しすぎてしまった爪は、看護師でも対処するのが難しいケースも。
夫が変形した肥厚爪の持ち主だったということもあり、ますみさんは日頃から独学で肥厚爪などのケアを行っていたことで、対処することができました。

あぁ、専門的な爪へのケアも需要があるんだなと思って。

介護美容研究所を卒業したあとは、学びを深める為にフットケアに特化した資格も取得し、更に活動の場を広げるようになりました。今後も学ぶことを続け、美容だけではなく専門性の高いフットケアを含めた、より専門的なサポートを目指しています。

まとめ:「やりたかったこと」を形にする勇気

ますみさんのインタビューから伝わる、”不安を抱えても行動し続けた結果、やりたかったことが実現できる”ということ。

「やりたいことはあるけど、自分には自信がない。」そんな風に思っている方も少なくないかもしれません。ですが、ますみさんのように未経験だったとしても、諦める必要はありません。
小さな挑戦を積み重ねることで自分の可能性を広げ、勇気を持って新しいことに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。

現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに2,000名以上のケアビューティストを輩出しています(2024年10月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。

介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内容や講座料金などの詳細を記載したパンフレットを無料でお送りしています。
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