今後の介護施設に必須?!介護美容を導入する3つのメリットとその未来
介護施設におけるサービスの向上や差別化が注目される中、「介護美容」の導入が注目を集めています。
今回は、介護美容を導入することで得られる3つの大きなメリットについて、具体例を交えながら解説します。
入居者やそのご家族に喜ばれるだけでなく、施設全体の雰囲気や評価が向上する可能性も秘めているのが「介護美容」です。
介護美容を介護施設に導入するメリット3選!
メリット① 利用者のADL・QOL向上に繋がる
介護美容を導入する一番のメリットは、利用者の身体機能(ADL)や生活の質(QOL)の向上に直結することです。高齢者施設では、利用者が身体的・精神的な面で変化を感じられることがとても重要です。
リハビリや社会参加意欲の向上
美容ケアを受けることで、利用者の外見だけでなく心も明るくなります。特に、ネイルケアやメイクといった施術は、「自分を大切にしたい」「もっと外に出たい」という意欲を生み出すきっかけになります。ある施設では、介護美容がリハビリプログラムの一環として取り入れられた結果、利用者の自主的な運動量が増加したという事例もあります。
穏やかな時間が増える
高齢者は、日常生活での不安や孤独感から、時に気分が不安定になることがあります。しかし、介護美容によってリラックス効果が得られると、穏やかな時間が増えると言われています。
例えば、施術中に会話を楽しむことで心が和らぎ、笑顔が増えることが報告されています。
入浴や食事拒否の減少
介護現場で頻繁に課題となるのが、入浴や食事の拒否です。これらの拒否は、本人が不安やストレスを抱えていることが背景にあることが多いです。
美容ケアを通じて気分がリフレッシュされると、これらの行動が和らぐケースが多く見られます。
美容ケアの施術後に「また受けたいから、頑張る」というポジティブな意識が芽生えることも期待できます。
メリット② サービスの向上:施設の魅力がアップ
介護施設におけるレクリエーションのマンネリ化は、スタッフの悩みの一つです。
介護美容を導入することで、利用者に新鮮な体験を提供し、施設のサービス全体の質を高めることができます。
レクリエーションの新しい選択肢
季節のイベントや体操など、定番となっているレクリエーションに加えて、美容ケア・美容レクリエーションを取り入れることで、利用者に新たな楽しみを提供できます。
「いつもと違うことをやる」こと自体が利用者の脳に刺激を与え、楽しみながら生活の活性化を図れます。
他の施設には無い差別化された魅力的なサービス
介護美容は、まだすべての施設で導入されているわけではありません。そのため、他の施設との差別化を図る絶好のチャンスです。「この施設は美容にも力を入れている」と認識されることで、利用者やその家族に強い印象を与えることができます。
利用者の満足度向上
美容ケアを受けた利用者の多くが「またやりたい」「もっと綺麗になりたい」と感じるという声が報告されています。この満足感が口コミや家族の評価につながり、施設全体のイメージアップに寄与します。
メリット③ 入居促進に繋がる:未来への投資
介護施設が直面する課題の一つに、「新規入居者の確保」があります。
介護美容の導入は、施設の魅力を大きく高め、入居促進に繋がる可能性を秘めています。
「選ばれる施設」になるために
高齢者の増加に伴い、施設の選択肢も広がっています。
利用者やその家族は「どの施設が自分や親にとって最適か」を慎重に選びます。その際、美容を取り入れた施設は「楽しさ」「新しさ」を感じさせ、他の施設と一線を画します。
自分自身が利用者側なら「美容ケアが受けられる施設」を選びたいと思う方も多いはずです。
笑顔を発信してイメージアップ
施設での美容施術を受けた利用者の笑顔を、SNSや施設のホームページで発信することで、介護美容の価値を広めることができます。
こうした情報発信は、利用者やその家族だけでなく、潜在的な入居希望者へのアピールにもなります。
メディアで注目される存在に
近年、メディアでも介護美容に関する特集が増えています。美容が介護業界に与えるポジティブな影響が注目される中、介護美容を導入する施設は「時代を先取りしている」と評価される傾向にあります。これからの時代、介護美容は特別なものではなく、むしろ必要不可欠な要素となっていくこともあり得るかもしれません。
介護美容の未来と可能性
介護美容は、利用者のADL・QOLの向上、施設サービスの質の向上、そして入居促進といった多くのメリットをもたらします。今後、介護施設が利用者とその家族に「選ばれる存在」となるためには、美容ケアの導入が欠かせない時代が訪れる可能性も。
介護美容が普及することで、利用者の日々の生活が豊かになり、家族との新しい絆が生まれます。
さらに、介護業界全体の価値を高める鍵として、これからの注目を集めていくことは間違いありません。
介護美容を導入した施設のリアルな声
ホスピス ホーム⻑ 40代女性
初めは「美容レク」って聞いて、お化粧して「きれい!」だけだと思っていたんです。ただのイベントでその場限りだと。
でも実際に施術をしていただいて、介護美容は『精神的ケア』に繋がると実感しました。⼼の安定や、より深い部分も、⼀年やってみて学びました。
『⼼のケア』『精神的ケア』になると強く感じております。
有料老人ホーム ホーム⻑ 50代男性
⾒学者様は施設でのレク内容を気にされていますので、レクリエーションカレンダー
をお⾒せしています。
「美容レクリエーションってどんな内容なんですか」とご質問いただくので、ご説明すると、⼥性の⽅には結構ヒットしていますね。
サービス付高齢者住宅 ホーム⻑ 40代男性
⽐較的お元気な⽅が多いサ⾼住のご利⽤者様にとって、施設の生活は退屈になりがち。
そういった意味で、「(施設は)何も無いところ」と思って欲しくなかった。
⾒学に来られた⽅やご家族様からは「いろんな事されてますね!」と仰っていただけますし、ポスターも各所に掲示しているので「こんなレクもあるんですね!」とよくお声がけいただくので、導⼊して良かったです。
介護美容の導入の足掛かりに:ケアスウィート(care sweet)とは?
ケアスウィートとは、介護×美容の専門教育機関「介護美容研究所」を運営する「株式会社ミライプロジェクト」がプロデュースする新・訪問美容サービスのことです。
利用施設の利用継続更新率は93%、施術人数は年間3万人以上に上っており、全く新しいカタチで高齢者や施設へ美容を届けています。
ポイント①:業界団体を中心に設立した「訪問理美容協議会」の全面バックアップ
ケアスウィートは、介護業界および訪問理美容業界を牽引する有識者が委員会メンバーを務める本協会の前面バックアップを受けています。
ポイント②:介護美容の専門教育機関を修了済みのプロフェッショナルが担当
日本初の介護美容の専門教育機関「介護美容研究所」を修了した技術者が多数登録しています。そのため、専門的な教育を受けた信頼のサービス品質を提供することが可能です。
技術者は、ネイル・メイク・エステ等の介護美容施術を行うケアビューティストと、個人宅や施設に訪問してカット等の施術を行う訪問美容師に分かれています。
ポイント③:介護・医療の資格・介護知識を持つ技術者
登録技術者は介護・医療の資格を取得しています。
介護現場の知識を持っているので、安心して依頼ができます。
ポイント④:充実の美容導入プログラム
ケアスウィート(care sweet)が美容導入プログラムで、介護美容を通して、施設内のご利用者様のQOLの向上・職員採用支援・入居促進等をプロデュースします。
「諦めていた美容が日常的になる環境へ。」
下記は、美容導入プログラムの一例です。
- 高齢者専門のケアビューティストが、施設内で安心・安全で楽しい美容プログラムを提供
- メイク&フォトサービスや、ビューティーサロン体験等、個別ケアも対応
- 認知症が進行している方、介護度が高い方も美容を諦める必要のない環境づくり
まとめ:介護美容を導入するメリットとは
介護美容は、利用者の身体機能(ADL)や生活の質(QOL)の向上だけでなく、施設全体のサービス品質の向上や新たな入居者の獲得といった、多くの利点を生み出します。
これからの介護施設が利用者やそのご家族に「ここを選びたい」と思われる存在になるためには、美容ケアの導入が欠かせない時代が到来しつつあります。
介護美容が広がることで、利用者の毎日がより充実し、家族との間に新たな交流や絆が生まれる可能性が高まります。
また、それにより介護業界全体の価値が底上げされ、さらなる発展が期待されます。介護美容はこれからの介護のあり方を変える重要な要素となるのではないでしょうか。
介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ
介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。
現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに2,000名以上のケアビューティストを輩出しています(2024年10月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。
介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内容や講座料金などの詳細を記載したパンフレットを無料でお送りしています。
興味のある方は、まずは無料で資料をご請求ください。
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