介護美容を仕事にするために大切なこと ― 介護美容研究所 講師・引土先生のメッセージ

「どんな先生が教えてくれるの?」
介護美容研究所に入学を考える人が一番気になるのは、やっぱり先生の存在です。
今回は、介護美容研究所の卒業生であり、今は講師としても活躍する 引土先生 にお話を伺いました。受講生の不安に共感し、現場で役立つ知識を丁寧に教えてくれる先生の魅力をご紹介します。
プロフィール
引土 真由香 先生

- 担当授業:フットケア、体制保持、アセスメントプロジェクト
- 出身地:和歌山県新宮市
- 経歴:理学療法士歴20年、施術実績30,000人以上
- 資格:理学療法士、フットヘルパー、FP、簿記
- 活動:プライベートサロン(大阪市)・訪問サロン(ケアビューティスト)、講師業、小売業(北山物産/じゃばら飴)
- 訪問先:在宅、サ高住、有料老人ホーム、デイ、グループホーム、特養など
- メディア出演:フジテレビ、高齢者新聞
介護美容研究所卒業生で、現役のケアビューティストだからこそ伝えられる事がある

引土先生が担当するフットケアの授業は、ちょうど「応用ネイル」を学び始める時期にあたります。
入学から半年ほど経ち、最初の夢いっぱいの気持ちから一転、
「本当にこの仕事でやっていけるのかな…」
「自営業で活動していくのは大変そうだな」
そんな現実に直面し、不安を感じ始める受講生が多い時期です。
だからこそ引土先生は、自身がプレイヤーとして活動し、介護美容研究所を卒業した経験をもとに、悩みや葛藤に共感しながら授業を進めます。

自分がやってきたことや失敗も含め、リアルな経験を伝えられるのは自分だからこそ!
と語る引土先生の言葉には説得力があります。
眠くならない授業を目指して

実は学生時代には「眠り姫」と呼ばれるほど授業中に居眠りしてたんです(笑)
その経験から、「面白い先生の授業は眠らずに聞けた」と実感し、今は自らが“眠くならない授業”を心がけています。
難しいテーマでも「どう現場で活かせるか」を必ず伝え、学びを身近に感じられる授業を実現しています。
アセスメントプロジェクトで学べること
引土先生が特に大切にしているのが「アセスメントプロジェクト」です。

介護美容は、ただ利用者様を綺麗にすることがゴールではありません
施術を受けるご本人が喜んでくれることはもちろん大切ですが、それだけでは“仕事”としては成り立ちません。
実際には、その先にいる ご家族の想い や、施術を受ける場である 施設の意図や課題 にもしっかり寄り添う必要があります。

たとえば――
「綺麗になってほしい」というご家族の願いがある一方で、利用者様ご本人はメイクを望んでいない場合もある。
「美容サービスを取り入れたい」という施設側の意向と、現場スタッフの負担感が噛み合わないこともある。
こうした三者のバランスをどう取るかは、実際に現場に出てみなければ気づけない難しさです。

“ご利用者様にこんなことをしてあげたい”という気持ちが、時に自分のエゴになってしまうこともあります。
場合によっては相手の負担になり、『来てほしくない』と思われてしまうこともあるんです
だからこそ、利用者様・ご家族・施設を含めた 総合的なアセスメント が不可欠。
このプロジェクトでは、生徒一人ひとりが “美容を届ける意味” を深く考え、現場で通用するサービスの在り方を体験的に学ぶことができます。

私が学んでいた頃よりも、今のアセスメントプロジェクトは格段にブラッシュアップされています。内容も実践的で、ここまで徹底して学べるのは本当に貴重だと思います
目の前の喜びだけでなく、その先の関係者にも価値を届ける。
それを実習で体感できることこそが、アセスメントプロジェクトの大きな魅力なのです。

未来のケアビューティストへ

目立つ人と比べなくても大丈夫。自分のペースで小さな努力を続ければいいんです。
続けていれば、必ず介護美容の時代が来ます。その波に乗れるように、自分のペースで一歩ずつ前に進んでほしいですね
この言葉には、ご自身の歩みが投影されています。
介護美容研究所を卒業してすぐに華々しく活躍できたわけではなく、理学療法士として働きながら、副業として月に数件の施術を続ける日々をおよそ2年間重ねてきたそうです。
小さな努力の積み重ねが、未来の大きなステップにつながる――。
引土先生のメッセージは、これから介護美容を学ぶすべての人の背中を優しく押してくれるはずです。

まとめ
理学療法士として20年以上、3万人以上の施術経験を積み、サロンや訪問美容でも活躍する引土先生。
その豊富な現場経験と、介護美容研究所の卒業生として同じ道を歩んできたリアルな視点を持ち合わせています。

だからこそ、受講生がぶつかる不安や悩みに共感しながら、「こうすれば大丈夫」という具体的な道しるべを示してくれる存在です。
また、専門性だけでなく、ユーモアを交えた授業スタイルや温かい人柄も魅力のひとつ。
「こんな先生から学べるなら安心」
そう思える出会いがあることは、介護美容研究所の大きな強みです。
そして引土先生の言葉どおり、小さな努力を積み重ねて続けていけば、必ず介護美容が社会で必要とされる時代がやってきます。
その未来を一緒に切り拓いていけるのが、介護美容研究所の学びなのです。
介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。
現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに2,400名以上のケアビューティストを輩出しています(2025年4月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。
介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内

