”また行きたい”をつくる力。稼働率も笑顔も広がる!デイサービスの美容レクリエーション

「また折紙?」「最近あの人、お休みがち…。」
多くのデイサービスの現場でよく耳にする、こんな言葉。毎日のレクリエーションがマンネリ化してしまい、利用者の通所意欲も下がってしまうーそんなお悩みを抱えている施設も少なくないのではないでしょうか。
そんな中、近年注目を集めているのが「美容レクリエーション」です。
メイクやネイル、ハンドトリートメントといった”美容”の要素を取り入れたレクリエーションは、通所意欲を刺激し、稼働率アップにつながったという施設も続々。職員の業務負担を抑えながら、利用者も笑顔になる、まさに一石三鳥の取り組みとして注目されています。
職員ができる日々の小さな工夫から、外部サービスの活用例まで、介護現場における美容が持つ可能性をご紹介していきます。

まずは職員ができる小さな”美容の工夫”から
美容レクリエーションというと、難しそうと感じる方もいるかもしれません。ですが、ちょっとした工夫をすることで、誰でも簡単に行うことができます。
コットンパックやハンドトリートメント

化粧水を浸したコットンで手をパックしたり、温かいおしぼりで優しく手を包み込んであげます。最後にハンドクリームでしっかりと保湿をします。アロマを一緒に使うのも良いでしょう。
誰でも簡単にできるだけでなく、「気持ちがよかった」「香りに癒された」という声も多く、気軽で取り入れやすいのが魅力です。
季節に合わせた”色を楽しむ”メイク体験

リップ1本でもOK!春は明るいピンク、秋は落ち着いたローズ系の色など、季節に合わせて色を楽しむメイクのイベントです。
変身した自分の姿を鏡で見ることで、明るく前向きな気持ちにをもたらしてくれます。
100円ショップで揃う簡単ネイル

マニキュアを塗るのは難しい!そんな方でも、簡単にネイルの施術を助けてくれるアイテムが「ネイルシール」です。
1つ貼るだけで華やかさが出るだけでなく、爪に貼るだけの簡単な作業は、細かい作業が苦手な人でも簡単にできる優れものです。
これらの美容アイディアは、利用者だけでなく職員自身も「やってみたい」と思える楽しさがあるのもポイントです。
いつもと違ったレクリエーションのネタのひとつとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
プロにお任せ!満足度も職員のゆとりも生まれる
しかし、実際の現場は日々の業務で手一杯。
「美容に時間をかけたいけれど、スタッフの手が足りない…。」

そこで注目されているのが、プロによる美容ケアのサービスの活用です。
職員では対応が難しいケアや専門的な技術も、外部のサービスを導入することで、「やりたくてもできなかったこと」が実現できるようになります。
実際に導入した施設では、さまざまな良い変化が生まれています。
訪問美容サービスCare Sweetとは?

介護×美容の専門教育機関「介護美容研究所」を運営する、「株式会社ミライプロジェクト」が展開する新しい訪問美容サービスです。
介護美容を通して、施設内の利用者のQOLの向上や職員採用支援、入居促進をプロデュースしています。また、高齢者専門のケアビューティストが、施設内で安心・安全で楽しい美容プログラムを提供してくれます。
導入施設の声:稼働率・コミュニケーション・満足度に変化
美容レクを取り入れた施設からは、ただのレクリエーション以上の価値が生まれているという報告が多数寄せられています。
ここでは、Care sweet導入施設からのリアルな声をご紹介します!
「遺影にしたい」と感激の声/グラント粕屋デイサービスセンター

初回に行ったメイク&フォトのレクリエーションは、素敵な笑顔がそのまま「遺影にもできる」とのことでも大好評。美容レクリエーションをきっかけに、新規の利用者を数名獲得したり、既存の利用者も休まず通所するきっかけになっているといいます。
自分の姿に自信を持ち、人生の記録として残したいーそんな気持ちにも寄り添えるのが美容レクリエーションの魅力のひとつです。
家族も安心する美容時間/たのしいデイむさしふちゅう

高齢になり、お化粧やおしゃれができなくなってしまった方でも、デイサービスに来ることでまた昔のようにできるようになればという想いから、美容レクリエーションを導入するに至りました。
美容レクリエーションを通して、コミュニケーションのきっかけが増えているといいます。大人気のトリートメント後には満足そうな笑顔に、「毎回やりたい!」との声が続出。
ご家族からも好評のレクリエーションとなっています。
「こうなったらいいな」を叶えてくれる/特別養護老人ホーム&デイサービス:パークサイド岡野ホーム

横浜という地域性もあってか、元々美容を好んでいる方が多くいる施設でした。care sweetを導入してから、職員がやりたくてもできなかった美容レクリエーションを実施することができ満足しているとのこと。女性利用者はもちろん、男性利用者も楽しんでくれることが多く、施設全体に「非日常」を与えられているといいます。

抑えておきたいポイント!運営に活かす”戦略的な美容DAY”

美容レクは、単なるレクリエーションにとどまりません。
戦略的に取り入れることで、施設運営全体にプラスの効果を生み出すことも期待できます。
- 稼働の少ない曜日に設定し、稼働UPに貢献
月曜日や土曜日など、稼働が落ちやすい曜日に「美容の日」を設定することで、通所意欲を促します。 - 月初に設定し、1か月間の通所意欲アップ
月のはじめに美容レクを行うことで、その月の「来るきっかけ」となり、全体的な稼働を底上げすることができます。 - 無料体験日や見学会と組み合わせる
美容レクリエーションを行う日を見学日に設定することで、明るく和やかな雰囲気を感じてもらいやすく、新規利用者の獲得にもつながります。 - メイク&フォトイベントの写真をパンフレットやSNSで活用
利用者の笑顔が伝わる写真や、施設の魅力を伝える最高のツールといえます。ケアマネージャーやご家族への報告に活用するのもよいでしょう。
まとめ:美容は”贅沢”ではなく、”つながり”と”継続”を生む新しいケア
デイサービスにおける美容レクリエーションは、決して特別でも贅沢でもありません。
利用者の自尊心を大切にし、日々の生きがいや喜びを支えるケアのひとつです。
「笑顔が増える」「会話が生まれる」「稼働率が上がる」「職員のやりがいにつながる」
そのすべてが、毎日を支える介護現場の力になるはずです。
まずは、できることから。あなたの施設でも、笑顔を増やす一歩を踏み出してみませんか。
介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。
現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに2,400名以上のケアビューティストを輩出しています(2025年4月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。
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