就職が独立への近道?!介護美容で成功するためのステップとは

「いつかは介護美容で独立して活躍したい!」そう考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、独立したもののうまく活動できなかったり、収益を出すことが難しかったりと、誰もが簡単にとはいかないもの。独立には多くの経験やスキルが必要であり、準備不足のまま挑戦して挫折してしまうことも.。
では、独立を成功させるためには、どのような道を選ぶべきなのでしょうか?
今回は、『介護美容で独立するために、就職する』という一例をご紹介します。
独立と就職。一見真逆の行動に見えますが、実は就職は”独立するための近道”とも言われています。
実際に就職を経て独立を果たした先輩へお話も伺ったので、施設に就職することのメリットなどをみていきたいと思います。


介護施設に就職することが独立への近道になるといわれる理由

介護美容の分野では、 独立して成功するために推定200時間の練習が必要だと考えられています。仮に介護美容研究所の1年コースを通った場合、在学中に練習できる時間は約100時間程です。受講中や、卒業後に更に100時間以上の練習をするには、なかなか難しいのが現実です。
こうした背景から、一つの方法として、まずは介護施設に就職し、勤務先のレクリエーションやイベントの時間を活用して介護美容の実践経験を積む、という選択肢があります。
企業への就職は、一見独立から遠回りに見えるかもしれませんが、働きながら経験を重ねられるだけでなく、独立後に役立つ実践力やヒントを得る貴重な機会にもなり得ます。
もちろん、介護施設での勤務を経ずに独立し、成功されている方も多数いらっしゃいます。重要なことは、自分自身に合った道を選び、着実に経験を積んでいくことです。
収益化のスピードが早い
完全に独立して活動する場合、営業活動開始から最初の契約手続きまでに3ヶ月〜1年ほど、実際に収益が出るまでに平均8ヵ月〜1年半とされ、初めは収入が不安定な場合も。
一方、施設へ就職しながら活動する場合は、既に職員であるため給料として収入が安定しているほか、系列の施設や他企業の施設への紹介など、ゼロから営業を始めるよりも初動がスムーズな場合もあり、最短半年~で収益化に成功している人もいます。
施設での経験が営業活動に活かせる

介護美容の施術対象は高齢者ですが、実際にサービスを導入するのは施設側です。施設のため、営業活動では「介護美容を施設に導入するメリット」を伝えることが重要になります。介護施設で働くことで、実際の現場でのニーズを知ることができ、それをもとに提案が可能になります。
人脈が広がり、独立後の仕事につながる
介護施設に就職することで、施設のスタッフや経営者とのつながりが生まれます。これが将来的に新たな契約や仕事の紹介につながることも多く、営業活動をスムーズに進める大きな強みとなります。
表で見るデビューまでのTO DOリストと所要時間
TO DO リスト | 独立して活動する人(平均) | 施設に就職した人(平均) |
営業活動(リスト作成、電話等での営業、デモ、契約交渉) | 新規顧客獲得まで3ヵ月~1年ほど | 他施設への紹介、知人への紹介なども含めて約3~6ヵ月ほど |
商品化(練習先を探す、練習量をこなす、アンケートの作成やフィードバック集計) | 商品化の全てのプロセスまでに6ヵ月ほど | 施設内での提案と実践を経て3ヵ月ほど |
実際に収益が出るまで | 活動を始めてから8ヵ月~1年半から | 活動を始めて最短半年から |
就職することのデメリット

これまでは独立するために就職することのメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットも理解しておく必要があります。メリットとデメリットの両方を理解することで、自分に合った働き方を見つけられるでしょう。
自分のペースで働けない
独立を目指す人の多くが「自由な働き方」を求めています。しかし、就職すれば当然ながら勤務時間が決まっているため、自分で自由に時間を決めることは難しくなります。
収入面での制限
独立すれば施術料金を自分で決められ努力次第で収入を増やすこともできますが、就職するということは、基本的には固定給になります。そのため、自分の理想に届かず「思ったよりも稼げない」と感じてしまう人もいるでしょう。
介護美容の仕事だけが出来るわけではない
介護施設ではもちろん、”介護業務”がメイン。食事や排泄、入浴といった介助や、その他業務の補助等を行うことが多い為、「介護美容の仕事に集中したい」と考えている人にとってはギャップを感じるかもれません。
在学中に就職・転職をした方々にインタビュー

「実際のところ、就職(転職)ってどうなんだろう?」「介護未経験だけど大丈夫?」と、気になるところかもしれません。
ここでは、介護美容研究所在学中から介護施設に就職した方々へのインタビューをみていきます!就職へのイメージや、就職から独立までのイメージが湧きやすくなるかもしれません。
Yさん:介護未経験、40代で在学中から介護士に転身!

非常勤で働きながら介護美容の実践をしつつ、社内から社外へ新しいつながりも生まれています。
Q.将来の夢、ゴールは?
A.ゆくゆくは美容のお仕事だけで独立したいと思っています。週3日ケアビューティストとして施設や個人宅を訪問したいと考えています。
Q.なぜ在学中から介護士を目指したのか?
A.独立した卒業生が介護士を経験した方がいいと仰っていたので、就職を決めました。
Q.現在の活動は?
A.勤務先では誕生日月の方にプレゼントとして介護美容施術を行っています。また、勤務先の繋がりで外部のデイサービスへ、お仕事として新しい契約先を見つけることができて、そこでも活動予定です!
Kさん:50代ベテラン看護師、介護美容提供ができる施設へ転職!

看護師だとレク担当になれず、介護美容提供の機会がなく介護施設への転職を決めました。
日々の勤務の中で着々と介護美容の経験を積んでいます。
Q.転職先での介護美容は?
A.週1回、「好きなように介護美容をやっていいよ〜」と言ってもらっているので、自由に企画して、2時間程度を提供時間とさせていただいています。
Q.現在の活動は?
A.外部の介護コミュニティにも属しているので、週1回の仕事での経験以外にも、機会があれば介護美容をしに飛び回っています!
Tさん:20代はしっかり経験を積んでキャリアアップ!

病院でみっちり臨床経験を積んだTさんは、ガン看護の経験からホスピス看護師へ挑戦。行事担当として介護美容を社内で広めていく人材として抜擢されました。
Q.ホスピス看護師への転身の決め手は?
A.独立も考えているけれど、今は看護師としてキャリアも積んで、介護美容も実践できたら最高だと思ったからです。
Q.転職してみてどうでしたか?
A.以前よりも年収も上がって、介護美容もできて、時間もゆっくり流れていくので、本当に転職してよかったです。
Q.現在の活動は?
A.むくみからくる痛みにはフットトリートメントをしたりと、看護師さんなら一度は「もう少し楽にしてあげたい…」と臨床現場で思ったことを実践できています。
介護施設就職から独立へ:シンデレラ退職を叶えたMさんの成功ストーリー

最後に、現在独立して活躍されているMさんの事例をご紹介します。
Mさんは介護美容研究所 大阪校の1年制コースを2024年に卒業。在学中に介護施設へ就職し、施設のレクリエーション時間を活用して介護美容を提供していました。卒業後は施設での仕事と並行して個人での活動を開始し、わずか1年で23施設と契約を結ぶことに成功します。
その後、施設を退職し独立したMさんですが、お世話になった施設とは良好な関係を築き、退職後も定期的に訪問し介護美容を施術しているといいます。
現在は、個人宅への訪問や契約した高齢者施設・障がい者施設への定期訪問をし、介護美容施設のレクリエーションを提供しています。また、施術者を増やす事業を拡大するために、人材育成や技術アドバイスにも力を入れています。
在学中からMさんは、今後の活動において介護現場での経験は絶対的な強みになると考えていました。そして介護美容研究所の授業以外でも介護の知識や技術を習得し、自信をもって介護美容を行いたかったという理由から、介護施設への就職を決めます。
そんなMさんに介護施設へ転職してみてどうだったかお話を伺いました。
元々は介護未経験だったMさん。利用者と接する際に不安もなくなり、介護職としての経験が強みになったといいます。
「初めは、慣れない介護の仕事にしんどさもありましたが、合間に介護美容をレクリエーションとして担当させていただきとてもやりがいを感じました。また、介護職としての現場経験ができたことにより、後の営業活動施設側の課題をよく把握し、必要性を説明しやすくなりましたし、介護職経験があることで施設様からも安心感を持っていただけます。」と教えてくれました。

まとめ:独立を目指すなら、「まずは就職」も視野に!
今回は介護美容で独立を目指すための手段として、まずは「就職」するという方法をご紹介しました。
独立の方法は十人十色。様々な活動の仕方があり、それぞれ成功している人たちもたくさんいます。ただし、時にはうまくいかず思い悩むことも。
「介護美容で独立したい!でもどうやったら…?」と、立ち止まってしまった時には、施設で働きながら介護美容の経験を積んでみるのも良いかもしれません。
介護美容の技術だけでなく、今後独立するために必要な営業スキルや、人が繋いでくれるご縁など、得られるものがたくさんあるかもれません。
メリットやデメリットをしっかり理解することで、あなたに合った働き方に出会えるはずです!
介護美容のプロを育成する「介護美容研究所」では、受講生たちの活躍をサポートするための就職支援窓口「B&Cキャリアパーク」を設けています。

株式会社ミライプロジェクトの運営する、
人材紹介事業のサービス。
介護美容研究所の受講生や卒業生を、介護美容を導入したい介護施設へ紹介する事で、介護現場の人材不足の解消や、保険外サービス導入のサポートに取り組んでいます。

介護美容を学ぶなら専門スクールがおすすめ

介護美容研究所は、高齢者向けのヘア・メイク・ネイル・トリートメントなどの施術技術を学ぶことができるプロスクールで、卒業後はケアビューティストとして活躍することができます。
現在、東京校・横浜校・名古屋校・梅田校(大阪)・心斎橋校(大阪)・福岡校の6拠点で開校しており、これまでに3,000名以上のケアビューティストを輩出しています(2025年4月現在)。
実践的なスキルを学ぶ現場実習のほか、卒業後の転職サポートも提供しており、学ぶだけでなくキャリアを築くためのサポートが充実しています。
介護美容研究所では、介護美容に興味を持ってくださった方を対象に、カリキュラムの内容や講座料金などの詳細を記載したパンフレットを無料でお送りしています。
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